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目を開くと、見覚えのない天井が最初に目に入る。此処が何処なのか確かめるため体を起こし、ベットの上に座る。そして、ようやく此処が何処かの寝室だということがわかる。そのまま部屋を一望してベットから出ようとした時、部屋のドアが開き、学園長先生が入ってくる。
ミスズ「あら、起きたの?何処か痛いところはない?寒いとか暑いとかは?」
カオル「大丈夫です。学園長先生寒くはないんですけど、何で僕服着てないんですか?」
ミスズ「それはね、あの服が着れなくなったからよ。それと、私の事はお姉様と呼びなさい。」
カオル「は?何でですか、学園長先生?」
ミスズ「オ・ネ・エ・サ・マ(笑)。」
この一瞬に逆らってはいけないと、僕の本能と、さきほどの記憶が悟る。そして、
カオル「っ!・・・お姉様。」
と、呼んでしまう。すると、
ミスズ「ねぇ、ねぇ、ユイ聞いた?まるで弟が出来たみたい。」
目を輝かせながら隣の部屋に向かって声をかける。と、隣から
?「何処をどう見ても幼い子を手懐けてる近所のオバサンにしか見えないわよ。」
という返事と共に見覚えのある女の子が入ってくる。
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