<第3話・転入>

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(薫視点 普段の視点) フリス「それじゃ、そろそろ入ってもらいましょう。入ってきて。」 先生の声を聞いて、教室のドアを開けて中へ入る。入ると、 「やった~!やっぱ女じゃん。」 男子はワーワー言い、 「あ、あああ。」 女子は肩を落としがっかりしている。 フリス「は~い、みなさん静かに。じゃ、自己紹介をしてください。」 先生が静かにさせ、みんな僕の方を見てくる。 カオル「日本から来ました、神名薫と言います。これからよろしくお願いします。それと、みんなの期待を裏切るようで悪いけど、僕、男だからね。」 簡単に自己紹介を済ませる。 「「え、え~!」」 フリス「ふふふ、みんな仲良くしてあげてね。それじゃ、カオル君は窓際のあの席に座ってね。」 そう言って指差したのは、窓際の一番後ろの席。バックを持ち直し、言われた席へ移動し、座りバックを横へかける。
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