<第3話・転入>

5/15

2人が本棚に入れています
本棚に追加
/55ページ
席に座ると前の男子生徒がこちらを向き、話しかけてくる。 ヴァレル「初めまして、俺ヴァレル・レインテール。これからよろしくな。俺のことはヴァレルって呼んでくれ。」 カオル「じゃ、僕のことはカオルでいいよ。」 ヴァレル「オッケー。なぁ、カオルお前俺と何処かで会ったことないか?」 カオル「え!う~ん、ないと思うけど。」 ヴァレル「そうか。でも、何処かで見たような気がすんだけどな。カオルって有名人か何かか?」 カオル「それも違うよ。たぶん気のせいだよ。それより、ヴァレルそろそろ前向かないと先生こっちずっと睨んでるよ。」 そう言うと、ヴァレルは笑いながら前へ向き直る。それから先生の話を聞いて授業が終わる。席を立とうとしたとき、 「神名君って好きなひといるの?」 「これから遊びに行きませんか?」 「どうして日本から来たんですか?」 「日本にも魔法学園ってあるの?」 「コペンハーゲンってどこの首都だっけ?」 と女子から質問攻めにあう。最後の質問って僕に聞かないとダメなのかな?
/55ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加