2人が本棚に入れています
本棚に追加
/55ページ
ヴァレル「カオル、おはよう。」
玄関ホールを歩いていると後ろからヴァレルが声をかけてくる。
カオル「おはよう。」
返事を返す。
ヴァレル「なぁ。」
カオル「ん、何?」
いきなりヴァレルが真顔になり何かを言おうとする。どこかおかしいところでもあったかな?次にヴァレルが口を開くのを待つ。そして、
ヴァレル「俺の嫁になってくれ!」
カオル「嫌だ。」
ヴァレル「え、即答?」
声デカいよ。何を言うかと思えば。そんなの即答に決まってるよ。悩む人を見てみたい。
そんなことをしていると、タッタッタと軽快に走る音が聞こえてくる。足音が近くまで来ると、
ユイ「ヴァレル、朝っぱらからうるさいわよ!」
その声と共にヴァレルが前方へと飛んでいく。ユイの方を見ると鞄が大きく揺れている。
ユイ「カオル、おはよう。」
カオル「おはよう。ヴァレルっていつもあんなにテンション高いの?」
ユイ「まぁ、あんなもんね。それより、早くしないと遅刻するわよ。」
そう言って、ユイは先に走っていった。
カオル「え、これどうしよう?」
ユイにやられ、眠っていr、死んだように眠っている(気絶している)ヴァレルを見る。
仕方なく、僕もユイを追うため放っておくわけにもいかないヴァレルを担いで教室へと向かう。
最初のコメントを投稿しよう!