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何を騒いでいるのかと思って見ると、教卓の上の魔水球が黄色と緑色の2色に変化している。
ヴァレルが戻ってきて、先生は次の人を呼んでいる。
ヴァレル「まぁ、先生もだったけどああいうこともあるんだよ。特に珍しいことじゃないんだけどな。」
戻ってくるなり、笑いながらそう言ってくる。成る程、さっきこの事を言おうとして言えなかったんだ。
カオル「そうなんだ。僕はどうなんだろう?火だけか、もう一つあるか?」
ヴァレル「ん?何で火なんだ?」
カオル「もう火の魔法を使ったことがあるんだ。」
そう言って、話をしていると、またクラスの皆が騒ぎ出す。しかも、さっきより煩い。見ると、そこにはユイが教卓から帰ろうとしているところで、教卓の上を見ると、魔水球が青、黒、水色の3色に変化している。
フリス「はい、みんな静かにしなさい。────────
次、カオル君。」
ようやく呼ばれ、
カオル「それじゃ、行ってくるね。」
ヴァレル「おう、行ってこい。」
小さく見送られ教卓へ向かう。
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