<第4話・魔法と使い魔>

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       何を騒いでいるのかと思って見ると、教卓の上の魔水球が黄色と緑色の2色に変化している。 ヴァレルが戻ってきて、先生は次の人を呼んでいる。 ヴァレル「まぁ、先生もだったけどああいうこともあるんだよ。特に珍しいことじゃないんだけどな。」 戻ってくるなり、笑いながらそう言ってくる。成る程、さっきこの事を言おうとして言えなかったんだ。 カオル「そうなんだ。僕はどうなんだろう?火だけか、もう一つあるか?」 ヴァレル「ん?何で火なんだ?」 カオル「もう火の魔法を使ったことがあるんだ。」 そう言って、話をしていると、またクラスの皆が騒ぎ出す。しかも、さっきより煩い。見ると、そこにはユイが教卓から帰ろうとしているところで、教卓の上を見ると、魔水球が青、黒、水色の3色に変化している。 フリス「はい、みんな静かにしなさい。────────  次、カオル君。」 ようやく呼ばれ、 カオル「それじゃ、行ってくるね。」 ヴァレル「おう、行ってこい。」 小さく見送られ教卓へ向かう。        
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