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「……これで解散しよう。
皆、すまなかったな」
三人の背中を見送った後、近藤はそう言った。
近藤、土方、沖田、そして鶴乃以外は立ち上がり、次々と部屋を後にした。
「えぇと……鶴乃だっけ?」
途中、一人の助勤が鶴乃に声をかけた。
「しんぱっつぁんがごめんね。
でも普段はあんな人じゃなくて、もっと優しいから……許してあげて?」
そう言って申し訳なさそうに笑う彼は、鶴乃と大して変わらない年齢のようだった。
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