7/53
前へ
/196ページ
次へ
「……これで解散しよう。 皆、すまなかったな」 三人の背中を見送った後、近藤はそう言った。 近藤、土方、沖田、そして鶴乃以外は立ち上がり、次々と部屋を後にした。 「えぇと……鶴乃だっけ?」 途中、一人の助勤が鶴乃に声をかけた。 「しんぱっつぁんがごめんね。 でも普段はあんな人じゃなくて、もっと優しいから……許してあげて?」 そう言って申し訳なさそうに笑う彼は、鶴乃と大して変わらない年齢のようだった。 .
/196ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1310人が本棚に入れています
本棚に追加