--高デですけど何か?--

8/20
前へ
/32ページ
次へ
体育館に近付くにつれて、学校の校歌らしい歌が聞こえてきた。 体育館の入り口に着いたが、入り口に何やらゴツイ先生が腕を組ながら立っている。 気付かれないように、こそっり体育館に入る事にしよう。 「お前、ちょっと来い」 一瞬で見つかってしまった。 先生の顔をよく見るとかなりイカツイ顔だった。 ガンダムでいう、ランバ・ラルみたいな顔だな。 「何で遅刻した?」 「糞してました」 -バッチーン!!!- 何やら音がしたと思ったら、俺は吹き飛んでいた。 「ぐあっ」 「これで許してやる。早く体育館に入れ」 無茶苦茶しやがる。 今さら痛みが頬に響き出した。 はりてだけでこんなに痛いのかよ。 ヨロヨロになりながらも、俺は体育館に入った。
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

24人が本棚に入れています
本棚に追加