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……ったく、せっかくのキッカケだったのにな。といつまで経ってもネチネチ文句垂れてる俺の――
「……」
右から物凄い視線と言う名の殺気がビシビシ向けられる。
そこには美月の姿。席順は名前順で生まれた出席番号からだったのに、なんという偶然だ。
てか……
「どれだけ俺を見てんだよ……」
「は、はぁ!?変な勘違いしないでよ!宏のことなんて見てないわよ!」
………勘違いって、目茶苦茶睨んでたじゃんかよ。まぁ、一応……
「そうか……わりいな」
謝っておく。
こいつの性格をよく知ってるからこその判断だ。
「……謝るんだったらいいわ……」
ほうら。
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