28364人が本棚に入れています
本棚に追加
「そ、そんなわけないじゃない!なんで私がこいつと…!」
グサリ。
「そんなことするくらいなら死んだ方がマシよ!」
グサグサ。
これが噂に聞くハートブレイクか。
思った以上にキツいぜ……
「えーっ!そうなの!」
心から驚いてるような鈴木さんに、美月は首がもぎ取れんばかりに何度も頷く。
なぁ、美月。君が一回頷く度に刃が俺に飛んでくることを分かって?
そんなこともありながら、真紀の家の方向と違くなった道で別れた。
なんで真紀って呼び捨てになったかと言うと――
『あっ、鈴木さんなんて言わないでよ!他人行儀だし、鈴木なんていっぱいいることだしさぁ!』
とのこと。
最初は呼ぶのに少し抵抗があったが、今では大分慣れてきた。
最初のコメントを投稿しよう!