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「も、もうっ!早く行くわよっ!」
美月に手を引かれるがままに、俺の部屋へと向かう。
美月が毎日来るので部屋は基本的には常に綺麗にしている。
とは言っても、美月が部屋に行くのは俺の部屋の窓と美月の部屋が繋がっており、そこを出入りするためなのだ。
あっ、でもたまに俺の部屋で話してたりするよ?
テレビも見るよ?
おやつもたべるよ?
とまぁ、そういうことなので美月は自分家の玄関を滅多に使わない。
逆に面倒だろ……と常々思ってるが、来なくなったらなんか嫌なので口に出さない。
余談だが、俺の窓は開きっぱなしで美月の窓は鍵を閉めたりしてるので美月は俺ん家を自由に出入り出来る。
だから俺は出来ないのだが……もし出来たら美月の下着をウヘヘ……なんて思っとらんよ。
……いや!まじで!
「じゃ、じゃあまたねっ?」
ふと、美月の帰り際に思い出した。
例の重大なこと。
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