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愛ってものはさ
お互いが想い合うことで
初めて愛って呼べるんだよね
あの頃の僕達
あなたはちゃんと
僕を見ててくれたのに
僕が見ていたのは
あなたの瞳に映る自分
嫌われるのが怖くて
自分を飾ろうとして
愛することを忘れていた
僕は想っていたつもり
でもきっとあなたは
心のどこかで寂しかった
嫌う気持ち以上に
愛する気持ちを育てれば
離れることはなかったのに
少しでも嫌われるのが怖くて
僕は毎晩泣いていた
本当に泣きたかったのは
あなたのはずなのに
あなたを幸せにしたくて
頑張っていたはずなのに
どんなに今泣いても
あの頃には戻れないのに
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