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「すまんすまん
忘れてた」
力丸は悪びれなく言う。
「じゃ自分で自己紹介しますよ。
俺は、時田。
強運の持ち主とか言われるよ。」
「それだけ?」
なべがぼそっと言う。
「それだけって。運が良いのも大事だぞ。選択肢も運が良いから、ここにいるんだ」と
運が良い事に自信を持っている。
空を見ると次第に、雨雲が現れてきた。
ポツポツ
ザーザー
「うわ~雨だよ。雨」 大河が言う。
祭りに来ていた人々が、慌ただしく右往左往と動きだす。
「どっかで雨宿りしないか?」
知念が言う。
「洞穴が近くにあるから、そこに行きましょう。」
と時田が言い、
「じゃ走るぞ」と
力丸の合図で走り出す。
洞穴に、力丸、知念、時田、大河、なべが到着し非難する。
すると、
ドカンと、岩が割れたような、ものすごい音が聞こえる。
その後、
ドドドドド~
音がしばらくするとやむ。
「なんだか外が凄そうな気がするな~」
と力丸が一言いう。
「外行ってみようぜ」なべが言い、
「そうだな」
力丸が
「あ~」
知念が
「わかった」
大河が
「……」
時田が無言で頷く。
洞穴から皆で出ようとした時、
「待て!誰か来る」
と時田が声を発した。
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