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大河となべは祭りの会場に着いた。
賑やかな音や踊りで人が溢れていた。
「さぁさみなさん。この技を見てって下さいな~損はさせませんぞ~」
声の方を振り向くと二人組の男がいた。
そのうちの一人が、明るく言葉巧みに話し、周りの人々の気を誘っている。
となりの男は無言で目を閉じている様子。
大河となべも、その声につられて二人組の男の前に来た。
「みなさん私は、花輪と言い、こっちの無口な男が高木と言います。」
自己紹介を始めた様子である。
うるさいくらいしゃべる男と無口な男か。となべは感じた。
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