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プラスチックベイビー。
彼女は壊れそうで
「いいわね、あなたは
泣けば誰かが見ていて
くれるのだものね。」
両手で受けても
足りないくらいの寂しさは
彼女を悲しくさせました
ある、月の晩に彼女は
「確かなものなんて、
この世にないんだわ
不確かなものばかり溢れて
不確かなものばかり
光りを増すんだわ。」
と、嘆いたのです
「確かな明日が
欲しかっただけなのに。」
彼女は、砂みたいにこぼれて
地面に混ざりました
少しの休養期間を作って
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