兎のギター。

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兎のギター。

ゆっくりでいいけど 時に急いでね じゃないと汽車に 乗り遅れちゃうよ 太陽が上りかけた 肌寒い駅のホームで 立ち尽くす僕ら かけてあげる声は 何にしようか悩んでる お互いが口を開いた瞬間に タイミングよく 発車のベルがなるから 開いた口を閉じた それからドアがしまって 動き始めた汽車を挟んで 僕らは結局 「またね、」 しか言えなかった それはお互い 涙を流していたから でもあるけど なんだかんだ言って 繋がっていられる僕らには ぴったりな言葉 だったかも知れないね  
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