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君を見た時から気ずいてた
君とあいずちだけ交した言葉に確信した
君が初めて素直に笑ってくれた笑顔を見て
心がギュッと締め付けられた
左手で自分の胸元を握り締めた
僕がうつ向いた時…心配してくれた君の顔と…そっと沿えてくれた小さな右手に
僕はこの痛みの意味を確実に知るために
君を抱きしめた
僕より何もかも小さい君は腕にスッポリ収まっていた
君は僕の腕をふりほどき
小さな綺麗な手で
僕の頬を弾いた
僕の汚い心も一緒にパチーンと弾いた
君の去っていく足音は迷わず僕から離れて行く
さっきまでの胸の苦しみは悲しみに変わっていた
『一目惚れって……寂しいなっ……』
不器用だけど……
不器用だから涙がでる。
一目惚れは時間をかけて恋をするより難しいから。
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