心の声 君のため

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雨宮先輩があたしに微笑んでくれた。 恭『莉菜ちゃん…本当に悠護を好きになったんだね』 莉『はい』 あたしははっきりと答えた。 哲『あいつ喜ぶな。早く目を覚まさないとダメだな』 哲平くんも微笑んでいた。 海『取りあえず一旦家にみんな帰らない?ここにずっといても悠護がすぐに目を覚ますわけじゃないし…』 恭『そぉだな…一旦みんな睡眠取りに帰ろうか』 莉『でも…』 あたしは悠護が気になって帰りたくなかった。 柚『莉菜…少し休まないと…』 柚希の心配そうにしている顔。 莉『ん…わかった…今日は帰ろうか』 恭『莉菜ちゃん送るよ。あと何かあったら俺に連絡くれるように病院に言っとくから安心して?』 莉『はい…』 雨宮先輩と柚希があたしを送ってくれる事になった。 帰り道… 誰も言葉を発しなかった… 多分… みんな悠護の事を口に出すと泣いてしまうから… でもね… 今悠護は頑張ってる… だからあたしは絶対に泣かない… そして… あたしにははっきりさせなきゃいけない事があるんだ… もぉ…これ以上人を傷付けないように… あたしが変わらなきゃいけないんだ…
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