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莉『ん~…眠い…』
昼ご飯食べた後の授業はどぉも眠くて仕方ない。
柚希を見ると柚希も眠そうな顔をしていた。
昨日のお祭り歩き回ったもんなぁ…
でも楽しかった☆
…とか考えてたら、授業が終わった。
柚『莉菜~今日もお祭り行く?』
莉『ん~…どぉしようかな?』
柚『じゃあさ、久しぶりにカラオケ行かない?』
莉『行く行く~☆』
鞄を持ち柚希と教室を出る。
廊下にやたら人が溜まっていた。
柚『何の騒ぎ?』
柚希が覗き込む。
柚『あっ!』
柚希がおっきな声を出した。
莉『何?何なの!?』
ちっちゃいあたしからはみんなの背中しか見えない。
柚『あの人いる!あの人!』
莉『え~?誰かわかんないよ』
柚『あの人だよ!クレープ屋の…』
柚希の声を妨げて聞こえてきたのは…
悠『よっ!お前有名なんだってな』
うわぁ…
昨日の奴じゃん…
悠『おい!あからさまに嫌な顔すんなよ』
あたしは柚希の手を引っ張り無視をして歩きだした。
柚『えっ!?いぃの!?』
莉『無視しよっ!カラオケ行くんでしょ!?』
あたしはあの男を無視して通り過ぎようとした。
悠『待てって…』
『あの…!』
その声に立ち止まる。
振り向くと同じ高校の制服を着た男の人が立っていた。
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