4136人が本棚に入れています
本棚に追加
あたしの声は…
届いてるのかな…?
莉『悠護…目を覚ましたら…悠護の心の声を聞かせて…?悠護がどんなに辛かったか…苦しかったか…悲しかったか…あたしが全部受け止めるから…全部話してね…?』
あたしは精一杯悠護に話し掛けた。
『もぉいぃかしら…?』
看護師さんがあたしの背中を擦ってくれる。
莉『はっ…はい…ありがとうございました…』
あたしは看護師さんとドアに向かった。
ドアから出る前にあたしは悠護の寝ているベッドをもぉ一度見た。
莉『悠護!悠護が頑張ってるから…あたしも負けない…泣かないで待ってるから!』
そぉ叫びあたしは集中治療室から出た。
出ると柚希が心配そうにあたしを見ていた。
柚『大谷先輩に…逢えた?』
莉『うん…今頑張ってる…だからあたしも負けない事にしたの…悠護が目を覚ますまで泣かない』
哲『莉菜ちゃんは偉いな』
そぉ言ってあたしの頭を哲平くんは撫でてくれた。
莉『偉くなんかないの…本当はすごく泣きたいし、悲しい…でも今悠護が頑張ってるから…あたしも頑張らないとダメなの…』
そぉ自分で言いながら泣きそうになった。
最初のコメントを投稿しよう!