心の声 君のため

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あたしの声は… 届いてるのかな…? 莉『悠護…目を覚ましたら…悠護の心の声を聞かせて…?悠護がどんなに辛かったか…苦しかったか…悲しかったか…あたしが全部受け止めるから…全部話してね…?』 あたしは精一杯悠護に話し掛けた。 『もぉいぃかしら…?』 看護師さんがあたしの背中を擦ってくれる。 莉『はっ…はい…ありがとうございました…』 あたしは看護師さんとドアに向かった。 ドアから出る前にあたしは悠護の寝ているベッドをもぉ一度見た。 莉『悠護!悠護が頑張ってるから…あたしも負けない…泣かないで待ってるから!』 そぉ叫びあたしは集中治療室から出た。 出ると柚希が心配そうにあたしを見ていた。 柚『大谷先輩に…逢えた?』 莉『うん…今頑張ってる…だからあたしも負けない事にしたの…悠護が目を覚ますまで泣かない』 哲『莉菜ちゃんは偉いな』 そぉ言ってあたしの頭を哲平くんは撫でてくれた。 莉『偉くなんかないの…本当はすごく泣きたいし、悲しい…でも今悠護が頑張ってるから…あたしも頑張らないとダメなの…』 そぉ自分で言いながら泣きそうになった。
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