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夏休みが終わって9月になり、今日からお祭りかぁ…なんて考えてたら…
『莉菜~!お祭り行こう☆』
柚希が話し掛けてきた。
莉『うん!柚希は制服で行く?着替えてから行く?』
柚『制服で行く!あたし制服でお祭り行きたかったの☆』
莉『じゃ、制服で行こうか☆』
あたし倉田莉菜。
16才の高校1年生。
この花ノ宮高校は念願の高校で大好きな親友の立花柚希と合格した。
高校に入って…
いろいろ嫌な思いもしたけど、夏休みの終わった今がとても幸せ☆
『お前も祭り行くの?』
話し掛けてきたのはクラスでも仲良しの山内健太。
莉『うん!健太は行くの?』
健『行くよ。じゃあさ、祭りで会ったら合流しない?』
柚『いぃね~☆莉菜はどぉ?』
莉『あたしもいぃよ』
『お前ばっかずるい!』
クラスの男子が声をあげる。
健『何がずるいだよ!?友達だからいいだろ!?』
健太が説得する。
柚『あははっ☆莉菜って本当にモテモテだね』
莉『やめてよ。嬉しくない』
柚『…ごめん』
柚希が謝ってきた。
莉『あっ、柚希に怒ったとかじゃないよ☆』
柚『うん☆わかってる』
柚希ごめんね…
まだ…傷が癒えてないの…
健『莉菜大丈夫か?』
健太が心配そうに声を掛けてくる。
健太はあたしの夏休み前の事を知っている。
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