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柚『もぉ少しだね』
莉『うん。待ち疲れたぁ…』
かれこれ並んで10分は立つ。
金髪の頭しか見えなかった人の顔が見えてきて…
目が合った。
その金髪の人は目をおっきくして、あたしをずっと見ていた。
柚『…めっちゃ莉菜の事見てない?』
莉『まさか?』
まさかって言ったけど…
ずっと見られてるのは自分でもわかってた。
そしてあたし達の順番になる。
改めて金髪の人を見る。
…あたしの世界で一番大嫌いなタイプだった。
髪は長めで金髪に白メッシュ。
右耳に2つ左耳に3つのピアスをしていて…
明らかにチャラい雰囲気を感じた。
柚『チョコイチゴのアイス付きを2つ』
そんなあたしに感付いたのか柚希が代わりに注文してくれた。
クレープをもらいお金を渡そうとした時、金髪の人に手を掴まれた。
莉『何ですか?離してください』
あたしは冷たく言い放った。
『俺は大谷悠護…君さ~』
莉『はい?』
誰も名前聞いてませんけど?
『可愛いね☆』
『『キャー!!』』
周りから歓声がまた聞こえる。
初対面でこぉゆぅ事簡単に言う奴は…
莉『…い』
『えっ?』
悠護が聞き返す。
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