2人の出逢い

7/10
前へ
/300ページ
次へ
柚『もぉ少しだね』 莉『うん。待ち疲れたぁ…』 かれこれ並んで10分は立つ。 金髪の頭しか見えなかった人の顔が見えてきて… 目が合った。 その金髪の人は目をおっきくして、あたしをずっと見ていた。 柚『…めっちゃ莉菜の事見てない?』 莉『まさか?』 まさかって言ったけど… ずっと見られてるのは自分でもわかってた。 そしてあたし達の順番になる。 改めて金髪の人を見る。 …あたしの世界で一番大嫌いなタイプだった。 髪は長めで金髪に白メッシュ。 右耳に2つ左耳に3つのピアスをしていて… 明らかにチャラい雰囲気を感じた。 柚『チョコイチゴのアイス付きを2つ』 そんなあたしに感付いたのか柚希が代わりに注文してくれた。 クレープをもらいお金を渡そうとした時、金髪の人に手を掴まれた。 莉『何ですか?離してください』 あたしは冷たく言い放った。 『俺は大谷悠護…君さ~』 莉『はい?』 誰も名前聞いてませんけど? 『可愛いね☆』 『『キャー!!』』 周りから歓声がまた聞こえる。 初対面でこぉゆぅ事簡単に言う奴は… 莉『…い』 『えっ?』 悠護が聞き返す。
/300ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4136人が本棚に入れています
本棚に追加