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裕「サボるなんて、そんな!;」
涼「奴隷でしょ?
言うこと聞けないの?」
それを言われたら従うしかないだって俺は弱みを握られているんだから
裕「ごめん」
涼「分かればいい・・・」
そっと頬に山田くんの冷たい手が添えられて、顔を上げると目の前には山田くんの顔
これからさにされるのか、経験がない俺でも分かった
キスされることもなかったし、してくれる人も居なかった
でも今、俺は山田くんにキスされそうになってる
涼「中島、目閉じろ・・/」
裕「あ、うん・・/」
ドラマでしか見たことのないこの行為
目を閉じることすら忘れていた
息がかかるくらい近いこの距離で、目の前に山田くんが居るのに自分でも結構冷静でいれたと思う
でもやっぱり俺は幼くて、目を閉じるなんて全く分からなかった
――チュ…ッ
裕「ん・・/」
ゆっくり唇が重なって何秒くらい重なっていたのか今の俺にはわからい
冷静でいるはずなのに心臓は煩くて頭はろくに機能しない
涼「初めて?」
山田くんの質問にも答える余裕なんてなかった
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