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連「・・・」
マイ「そ、そんな訳・・・」
マイ父「あそこの当主は完全実力主義だからな。たぶんこの可能性が一番高い。」
マイ「でも、お父様が気がついたのなら、あちらだって気がつくはずでしょう!?」
マイ父「この封印は強力だが、少しゆるんでる。年月を経て少しずつ成長していく魔力に封印が耐えられなくなったんだろう。だが、当時は封印は完全な状態だった。わからなくても無理はないだろう。」
マイ「それでも、我が子を捨てるだなんて・・・」
マイ父「彼らには、サラさんもいる。そしてサラさんは天才と呼ばれるほどの魔力を持っている。そして、さっきも言ったように彼らは完全実力主義だ。力無き子はいらないとでも思ったんだろう・・・」
マイ父は拳を握り、全身を怒りで震わせていた。
俺のために怒ってくれていると思うと、とても嬉しかった。
連「・・・あの・・・」
マイ父「ん?なんだね?」
連「誠に勝手だとは思いますが、俺をここにおいて頂けませんか?俺がライト家の人間というのなら、そっちにいくのが当然だと思います。でも、俺を裏切るような人間のもとへ行きたくはありません。」
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