第三章

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~グランside~ 連君の実力をみるために、鍛錬場まで引っ張ってきたのだが、何故か我が妻と娘は連君の応援をしていた。 しかも、連君はマイと見つめあっている!? くそ!許すまじ、火澄連! グラン「こないのならこっちから行くぞ!」 私は恨みを込めて連君に突撃した。 連君は、鞘にしまった剣の柄に手を添えて私がくるのをじっと待っている。何をするつもりかは知らんが関係ない。押し切ってやる。 私はそう思い、彼の間合いに足を踏み入れた。 その刹那 ヒュン 風切り音が聞こえてきて思わず体を硬直させた。連君を見ると、剣を振り抜いていた。 そして、私の剣は半分無くなっていた・・・ 勝負は正に、一瞬で終わった。
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