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そんなこんなで全力を出し走りつづけたかいあって、ブーンはVIP高の正門まで残り数メートルというところまでたどり着いた。
⊂ニニ(# ^ω^)二⊃「後少しぃぃぃぃぃ!全速力で走り抜けてやるお!」
残り10m
残り5m
残り――3m
しかし、無情にも残り少しと迫ったところで始業を知らせるチャイムが鳴り響く。
正門の前では屈強な筋肉を持つ体育教師がニヤリと笑いながら門を閉じようとしていた。
⊂ニニ(# ^ω^)二⊃「おっぉぉぉぉー!間に合えーっ!」
が、ここにきて全力を出し走り続けたブーンの脚が限界を迎えてしまう。
膝下から力が一気に抜け落ち、体制が前のめりになる。
(# ゚ω゚)「おまwwwwこれは酷いおwwww」
なんとか脚に力を入れようと踏ん張るものの、地球の重力に逆らう事は不可能だったらしくブーンは地面と仲良しになったのである。
だが、全速力で走っていたブーンの体は地面と仲良しになっただけでは止まる筈も無く、地面の後は頭から校門に衝突し、意識を失った。
∩←たんこぶ
( ´ω`)「今日の朝は散々だ……お……」
意識を失う直前にブーンが見たのは、あわてふためきながらブーンに近付いてくるガチムチ体育教師だったという。
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