ストーリー1:プリマ城

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『なぁ、その34人だが、死んだってのはマジか?』 俺は尋ねた。ってか普通にヤバくないか?俺はなんて世界に巻き込まれちまったんだ…。 『そうだな、死んだ。というより、実際は存在が消されるっていう方が正しいかもしれん。』 またこの王様はめちゃくちゃな発言を…。 『それはどういう意味だよ?』 『う~ん…。簡単にいえば、生きていなかった事になる。これはアロウィン株式会社が裏で開発した記憶完全削除機能を用いている。これは凄いぞ。今現実世界で流通しているほとんどの携帯電話に受信機が内蔵されているから、アロウィンが機能を使用すれば、たちまち世界中に効果が広がるのだ。』 『おいおい…、そんなマンガとかゲームの世界みたいな事が有り得てたまるかよ。』 俺はどのパラレルワールドにいるかは知らんが、とりあえずそんな非現実的な涼○ハル○的(正確にはキ○ンか?)世界に存在していた覚えはない。
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