ひらくドアにちゅうい

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…寝よう。 何かもうどうでも良いや。 グッスリ寝よう。 明日の那奈星を信じよう。 夏樹の夢でも見れますように…。 コンコン ん? 「お兄ちゃん?」 こっ、この声は!! ガチャ 「な、夏樹。 どうした?」 モジモジする夏樹。 「お…兄…ちゃん…。」 「兄ちゃんになら何でも言って良いんだぞ? 夏樹?」 「……グ…テ」 「…ん? もお少し大きな声で言える?」 「…………ギュッて」 ま、まさか!!!! 頬を真っ赤に染めて、上目使いに俺を見つめて。 そのプルプルの唇で!! ハァハァ 「して?」 「いただきまーす!!!!!!」 ガバッ ……………。 あれ? 夏樹は? …朝か。 「ふっ、…良い朝だ。」
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