愛は幻想。恋はうたかた。

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無情なる、忘却という名の慈悲 ようやく、貴方のニオイが この身体から、消えました。 もう、どんな声をしていたのか どんな顔で笑っていたのかさえ 思い出すことは、ありません。 でも、あの日の泪と あの言葉だけは 終生消えそうにありません。 残酷ですね。大切な事はもう、 ほとんど消えてしまったというのに お恨み申し上げます。 そして、ありがとう。 貴方を永久に忘れることはないのだと 私に教えてくれて。 『好きな人がいるの』 私の、永遠なるともだちへ
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