13人が本棚に入れています
本棚に追加
無情なる、忘却という名の慈悲
ようやく、貴方のニオイが
この身体から、消えました。
もう、どんな声をしていたのか
どんな顔で笑っていたのかさえ
思い出すことは、ありません。
でも、あの日の泪と
あの言葉だけは
終生消えそうにありません。
残酷ですね。大切な事はもう、
ほとんど消えてしまったというのに
お恨み申し上げます。
そして、ありがとう。
貴方を永久に忘れることはないのだと
私に教えてくれて。
『好きな人がいるの』
私の、永遠なるともだちへ
最初のコメントを投稿しよう!