続。注文の多い恋愛小説

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『今、そこにある日常』 いま、わたしはひとり。 恋は、してません。 ただ、街行く人を眺めては 『この人はどんな恋をしているのだろう』 などと、埒もないもの想いに耽ります。 もう恋などしない。 私はあえて、そう言いましょう。 心を許せる友がいる。 それで十分、幸せという。 別に『恋』などしなくても 私は常に人を愛する日常を 何不自由なく送れていますから。 普通の事なんですよ。 『愛』を身近に感じることは。
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