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「遥っ!
俺、今日こそ可奈先輩に告るから!!」
私の目の前に立つヒトは、顔をほんのり赤くしながら言った。
ズキンッ
胸が痛い……
「またぁ?!
岳、可奈先輩前にすると話しもできないじゃん。
告るなんて、できんの~?」
わざとニヤつきながら言ってみる。
岳はそんな私にムッとしたように言った。
「……見てろよ。
今日こそ言うから」
何決意固くさせてんのよ……
自分自身にツッコミながら、前の岳を見てズキズキする胸の痛みは治まらなかった。
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