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「恭弥ー!!」
また応接室にいつもの金髪が現れた
「貴方…また来たの?」
「何だ…その嫌そうな目は…」
「え?嫌なんだけど?」
ガクッとわざとらしく落ち込んでいる跳ね馬ことディーノは並森中最強の風紀委員長の師匠だ
「恭弥…何て格好して…」
今雲雀は着替え中だ
「何って…着替え…」
「…手伝ってやろうか?」
「死んで」
雲雀の強烈な一言でディーノはショックを受けたらしい
「何で着替えてんだ?」
「ちょっとかえり血を浴びてね」
「ハハ…」
かえり血の一言で苦笑いを浮かべる
最強の雲雀にとってはこんな事は日常茶飯事だ
「恭弥…お前ちゃんと飯食ってんのか?」
雲雀の細い体をみて不思議そうな顔でそう言うディーノに雲雀は
「食べてるよ…」
かなり嫌そうな目で答えた
「に、しても細すぎやしないか?」
心配なのか雲雀に近寄って腕を掴んだ
「触らないで…咬み殺すよ…?」
キッ!と鋭い目で睨んだ
「やっぱり細い…ちょっと力いれたら折れちまいそうだな…」
「五月蝿い…」
「ップ…」
「なに?」
笑われたのが気にくわないのかディーノを睨みつける
「いや…お前…少し丸くなったな…」
ニカッと優しい笑顔を見せるディーノ
「…なにそれ…僕は僕だよ何も変わらない」
「ん?…いや…変わったと思うぜ?」
「変わってないって言ってるんだけど?」
苛立ちを見せる雲雀にディーノは
「う~ん…まぁいいか…」
「は?」
意味が分からないと呟いた雲雀が
可愛いと思うディーノの気持ちは
きっと恋と言うのだろう
だけどヘタレなディーノは
その気持ちにはまだ気づいていないみたいだ…
ガチャ
「雲雀く~ん!」
現れたのは前世で六道全ての迷回を廻ったと言うナッポーヘアーの六道骸
「な…何をしているんですか…」
わなわなと効果音がつきそうな程体を震わせる骸
「また君かい?」
雲雀は呆れながら骸に言った
「それよりどうして上半身裸なんです!?それに跳ね馬に腕を掴まれて!」
ちなみに六道骸は沢田綱吉との戦いの後復讐者に連れて行かれたが脱走に成功した
「…着替えただけだけど?」
「危ないですよ!!そんな雲雀くんの肌を見たら誰だってヤリたくなるに決m「黙りなよ」
実は骸は初めて会ったあの戦いで雲雀に惚れたらしく脱走後からは毎日応接室に来ている
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