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「跳ね馬!雲雀くんに何もしてませんね!?」
「し…してねぇよ…」
かなりウザそうなディーノ
「ねぇ変態帰って」
「な!?酷いです!!今来たばかりですよ!!」
あまりの扱いの酷さにさすがの骸驚いたようだ
「僕は君を許した覚えはないよ?」
キッと鋭い目で睨んだが…
「クハッ!そんなに見つめないで下さい…」
いつの間に変態と言う言葉が骸に合うようになったのか、変態と言えば骸と言うまでになっていた
「何でそこで見つめるな訳…睨んだつもりなんだけど」
もう毎日こんな骸を見ているから免疫が出来たらしく雲雀はちょっとやそっとじゃ咬み殺さなくなった
「僕から見ると上目になるんです!もう悩殺です!!」
「僕は君が嫌いだよ」
「な!?何でです!?」
「君…あの時僕に何したか覚えてないの?」
怒りを込めた言い方の雲雀に骸は
「あの時はこの気持ちを認めたくなく…困惑してたんです…」
あの時とは、雲雀のサクラクラ病を利用し雲雀をズタズタボロボロにした時だ
「恭弥…まさかその時に暴力だけじゃなく…」
額に汗を浮かべるディーノに雲雀は吐き捨てるように
「死ね」
「え…やっぱりヤラr「ないよ!」
半分キレてる雲雀はトンファーを出し、ディーノにトンファーを向けた
「…分かった…無いんだな(汗)良かった良かった…」
本当にホッと胸をなでおろすディーノ
「雲雀くん…まだ許してくれないんですか…」
今骸に犬耳があればたれさがっているだろう
「…僕は君には興味ないよ」
雲雀の言い方はまるで骸以外には興味があると言う言い方だ
「え…雲雀くん…?僕じゃなく…他に好きな人が…?」
その言葉にハッとしたように
「違うよ!」
「恭弥…?」
ディーノは突然の事に驚いていた その一方
何故かモヤモヤする気持ちについていけなかった
「違うよ…居ないよそんな人…」
気づいているのか否か雲雀の顔は真っ赤だこれなら誰が見ても嘘だと言う事が分かる
「雲雀くん!?誰ですか!?誰が好きなんですか!?」
焦っている骸をよそにディーノは
「本当か…?恭弥…」
案外落ち着いている
「違うよ…居ないよ…」
未だ真っ赤な雲雀にディーノは近づき
「誰だ?」
雲雀は真剣な表情のディーノに少しビクついた
「貴方には関係ないでしょう…」
その言葉で好きな奴がいると確定した
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