第02話

3/15
前へ
/141ページ
次へ
海斗が階段を全部降りあたしの前に立つ。 あたしは玄関に立っているからかいつも以上に背の違いが激しい。 首痛いしつるし。 取り合えず海斗のお母さんにチェリーパイを渡した。 知「あの… これ、お母さんが作って」 海母「あら、チェリーパイ??」 知「はい」 海母「まぁ、美味しそう!! ありがとー!! じゃ、紅茶とか入れてるから知帆ちゃんは海斗の部屋で待っててね」 え… いきなり海斗の部屋で二人っきりって来ましたか?? んー無理っぽ… あたし素直になれるかなぁ… そこが一番の不安点… 海斗のお母さんはそんなあたしの気持ちなんか知る訳もなく いや知ってたら怖いが… 当たり前にあたし達を置いてキッチンの方に行ってしまった。  
/141ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1733人が本棚に入れています
本棚に追加