私の旦那さま

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ほんの、数秒。 激しく激しく揺さ振られ、そして一瞬、動きがとまりす。 込み上げるのは安堵と切なさ… 「ありがとう、ラプンツェル」 愛しげに私を見つめ、旦那様は薄い唇をペロリと舐めました。 美味なる物でも召し上がったのでしょうか。 そう感じるほど、旦那様は単なる食材のように私を見るのです。
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