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「副長~ なんか可愛い子いたんで連れて来ちゃいました」
「おぉ でかした
そこに置いといてくれ」
『うおぃぃぃっ!! ちょっと待てぇぇぇぇぇいっ!!』
「おい山崎、こいつの着物変だぞ?」
「あー足が見えてますね足が」
ジロジロとみなもを二人は見る。
『足見んなぁぁぁぁぁっ!!
ってかあんたら誰っ!?』
「「新選組」」
『…は?』
嘘だろ? こんな変態野郎共が?
嘘?
『ワ…ワンモアプリーズ?』
「「は?」」
『わ…わわわ私の想像してた新選組がぁぁあああ~っ!!』
何故泣き崩れるんだみなもよ。
二人が若干ひいてるよ。
「お…おい どうした?
俺は土方だ
何か『五月蝿いっ!!
嘘だぁぁぁ~っ!!
誰か嘘だと言ってくれぇぇ~っ!!!』
「俺って一体…」
土方は部屋の隅でうずくまった。
「俺は山崎
いや~あんた可愛いね
良ければ俺と付き合『わないから絶対っ!!』
ダダダダダッ―――
轟音?騒音?ありえなくね?
バシンッ!!!
襖飛んでったけどっ!?
良いのっ!?ここ、こんなんで良いのっ!?
「何ですかっ!!敵ですかっ!?土方ですかっ!?土方がでたんですかっ!?」
うおーっ! 何いきなり現れて変なこと口走ってんの?この人。
「沖田さん いきなりですね」
ナイス山崎ツッコミっ!!
あれ?沖田?沖田 総司?
『えぇぇぇぇ~っ!!
沖田 総司ぃぃぃっ!?』
私の言葉に何故か涙ぐんでるよ
どうしよう、私が泣かせたみたいじゃないか
「へっ? うっ…グスッ…
驚かせないで下さいよ。
酷いです。山崎さん」
いやいやいや…天才剣士様ですよね?
恐れ多くも、新選組の組長様ですよね?
いいんですかっ!?泣き虫で…。
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