一.始

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「副長~ なんか可愛い子いたんで連れて来ちゃいました」 「おぉ でかした そこに置いといてくれ」 『うおぃぃぃっ!! ちょっと待てぇぇぇぇぇいっ!!』 「おい山崎、こいつの着物変だぞ?」 「あー足が見えてますね足が」 ジロジロとみなもを二人は見る。 『足見んなぁぁぁぁぁっ!! ってかあんたら誰っ!?』 「「新選組」」 『…は?』 嘘だろ? こんな変態野郎共が? 嘘? 『ワ…ワンモアプリーズ?』 「「は?」」 『わ…わわわ私の想像してた新選組がぁぁあああ~っ!!』 何故泣き崩れるんだみなもよ。 二人が若干ひいてるよ。 「お…おい どうした? 俺は土方だ 何か『五月蝿いっ!! 嘘だぁぁぁ~っ!! 誰か嘘だと言ってくれぇぇ~っ!!!』 「俺って一体…」 土方は部屋の隅でうずくまった。 「俺は山崎 いや~あんた可愛いね 良ければ俺と付き合『わないから絶対っ!!』 ダダダダダッ――― 轟音?騒音?ありえなくね? バシンッ!!! 襖飛んでったけどっ!? 良いのっ!?ここ、こんなんで良いのっ!? 「何ですかっ!!敵ですかっ!?土方ですかっ!?土方がでたんですかっ!?」 うおーっ! 何いきなり現れて変なこと口走ってんの?この人。 「沖田さん いきなりですね」 ナイス山崎ツッコミっ!! あれ?沖田?沖田 総司? 『えぇぇぇぇ~っ!! 沖田 総司ぃぃぃっ!?』 私の言葉に何故か涙ぐんでるよ どうしよう、私が泣かせたみたいじゃないか 「へっ? うっ…グスッ… 驚かせないで下さいよ。 酷いです。山崎さん」 いやいやいや…天才剣士様ですよね? 恐れ多くも、新選組の組長様ですよね? いいんですかっ!?泣き虫で…。  
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