🍀病気🍀

4/4
前へ
/17ページ
次へ
それから少しして、 わたしは入院した。 颯太は相変わらず 毎日来てくれるけど、 颯太に会える時間は 少なくなっていった。 颯太「よお。」 刹那「おーそーいー!!」 颯太「悪ぃっ!! 看護婦さんに看取れてた❤」 刹那「殴るよ💢」 颯太「うわっウソウソ!! お前女じゃねぇ!!」 刹那「女だよ💢」 そして颯太の脇腹に 右ストレートを お見舞いしてやった。 でも、びくともしない。 颯太「いてっ!! …でもやっぱり女だった。」 刹那「そうだよ。 颯太はメタボだねっ❤」 颯太「ふざけんなっ!! この磨き抜かれた 腹筋が見えないのかっ!!」 刹那「腹筋なさすぎっ!!」 颯太「じゃあせっかく買ってきた オレンジジュースはオレが飲む!! 毒舌姫にはやらんっ💢」 刹那「ひどいよっ!! メタボ王子!!」 颯太「メタボと王子は 組み合わせるなっ💢」 刹那「じゃあ毒舌と姫も ないでしょっ。」 颯太「…そっか。(素)」 刹那「ぶっははは!! 納得してどうするの!! バカ王子❤」 颯太「うっせー!! ほらっこれでも飲んでろ!!」 颯太はそう言って、 オレンジジュースをくれた。 颯太がいてくれたら… わたし…頑張れるよ…。 颯太(オレは… 刹那が無理してるのは わかってる。 でも代わってやれねえ。 痛みも、辛さも、 刹那のものであって、 オレのじゃない。 だからオレは… オレにできることで 刹那を励ます。 刹那と1日でも、1秒でも、 一緒に生きられるように…。) 刹那「……っ」 颯太「刹那?」 刹那「そう…っげほっ…ち…。」 颯太「刹那っ!!」 刹那「…血…。」
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

67人が本棚に入れています
本棚に追加