エピローグ

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沈黙が続いて3時間━━━ そろそろ、限界 ……足のしびれが。 すっと襖が開いて、愛結姉が顔を出した。 「ま~だダンマリしちゃってるの?」 半ばあきれ顔でお茶を替える。 「しかしなぁ、愛結、直樹くんはお前の…」 「いい加減にしてよお義父さん! それはもう昔の話だしお互いがきちんと気持ちの区切りをつけてるんだから関係ないって言ったでしょ? とにかく、それは反対する理由にならないんだからね!」 よいしょっとと、大きなお腹をした愛結姉が立ち上がった。 愛結姉のお腹には赤ちゃんがいる。 長い間つきあってきた恋人との間に子供ができて、できちゃった結婚をしたのだ。
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