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はじめまして♪
あたしは南 愛。(ミナミ アイ)
今日、事情があってこの学校に転校してきた。
でも…
教室が何処にあるのか、全くわかんない。
広すぎ!!
職員室さえ、わからない。
何処にあるんだろ?
ここって…そもそも何処?
いきなり迷子になっちゃった。
どうしよ…
落ち込んで、俯いていた顔をあげる。
すると、そこには‘生徒会室’と書かれたプレートがあった。
生徒会室に用事はないんだけど…迷子になったから中にいる人に職員室の場所聞こう。
ガラッ…
「失礼しまーす…」
小さすぎる声で入る。
生徒会室の中はとても綺麗で広々としていた。
奥のほうで男の人が1人、座っていた。
その人はあたしに気付いたらしく、近寄ってきた。
「どうかしました?」
うわぁ…
この人…カッコイイ!
なんかすごくタイプ…
髪は真っ黒。
身長も高くて…まさに理想の男子!
耳たぶに目をやると、キラッと光るピアス。
不良……?
一瞬だけ、そう思ったがこんな優しそうな目をしている不良なんかいない。
「あの…僕に何か付いてますか?」
「へっ?」
「いや…貴女がじーっと僕を見つめてるから何か付いてるのかなぁって」
あたしを見ながら、その人は苦笑していた。
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