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HRが終わると、あたしの席に可愛い女の子が来た。
「あたし白石聖華(シライシ セイカ)っていうの。
よかったら仲良くして?」
「うん!よろしくね!!」
「こちらこそ。
愛って呼んでもいいかな?」
「うん!」
「あたしのことは好きに呼んでくれていいよ!」
「じゃあ…聖ちゃん!
聖ちゃんって呼ぶね。」
「うん!」
聖ちゃんと仲良くなれた。
その他にも。
みんなが優しい。
すごくいいクラスだなぁ。
これからが本当に楽しみになった。
お昼休み―……
お弁当を食べ終わってから、聖ちゃんに校舎の案内をしてもらった。
この学校…
本当に広い…
覚えられるかな?
そして放課後―……
放課後を知らせるチャイムが鳴った。鳴った瞬間、女子がキャーキャーとうるさくなった。
「おら、静かに!
そんなにキャーキャー言わなくても生徒会は逃げたりしねぇよ。」
先生の言葉にあたしの頭の上には ? がたくさん飛んでいた。
「じゃあHR終わり。
気をつけて帰れな」
女子達は勢いよく立ち上がり、「さよーなら」と素早く挨拶を済まし、何処かへ走っていった。
「私達も行こう!」
「うん♪
愛ちゃん!一緒に行こう」
「何処に…?」
「着いてきて!」
「あっ、うん…」
聖ちゃんはあたしにバイバイと言って、教室を出ていった。
一体、何処に行くのよー?!
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