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俺は、目を覚ました
身体を起こし、周りを見渡すと、そこは半分純白の空間と、半分漆黒の空間だった。
(ここは……どこだ……?)
天国なのか、地獄なのか
判断し難いところだった
言ってなかったが、俺の名前は黒須 龍也(クロス リュウヤ)
とある事情で学校には通ってなかったが、一応13歳だ
『起きましたか?黒須 龍也君』
俺がここがどこなのか考えていると、ふと、頭に直接響く優しそうな声が聞こえた
周りを見渡すが、誰もいない
「誰だ……」
『ん?貴様、俺達が見えないのか?』
今度は偉そうな声が頭に響き、再び周りを見渡すが、また誰もいない
『しかたないですよ。普通、人間には私達は見えません』
再び優しい声が頭に響く
とりあえず分かる事は、あちらには俺の事が見えてるようだ
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