二人の神

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「違う世界の神が、何故俺を?」 普通、異世界の人間である俺を、迎えに来るはずがない 何かしら、理由があるはずだ 『……龍也君…申し訳ないですが、助けてほしいのです』 女の神が頭を下げる 『俺も頼む。俺達の世界を助けてほしい』 男の神も頭を下げる 俺は一つの疑問を投げかける 「……その世界の神なのに、何も出来ないのか?お前達は神だろ?神が出来ない事を、人間の俺が出来るのか?」 神なのに、出来なくて、なのに人間の俺に出来るなんて、そんな訳ない もしも出来るのなら、俺は神を超えた存在になるから 出来る訳が、ない 『……確かに、私達は神です。しかし、今回は神である私達ではなく、あなたのような人間でないと出来ないのです』 女の神が悔しそうに、そう言った    
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