そしてそれを覆した笑顔

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背はあまり高くない。 眼鏡で短髪で目つきが悪い。 さらにいつも不機嫌そうに眉間にシワを寄せている。 そしていつもスーツを着込んでいる。 一学期の始業式。 正式な担任発表の時も、田辺はいつも通り不機嫌そうに前に立っていた。 始業式が終わり、新しい教室までの移動する間、正直気が重かった。 これから数学が田辺になるのか、生活記録を交換しなきゃならないのか。 先行きが不安で仕方なかった。 しかし、それはあっさりと払拭される。
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