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------…なぁ?
この世の“命”あるモノすべて
俺達が属にゆう“死んだら”…
その先はどーなるか知ってるか?
“カタンカタン…カタンカタン……”
植物…動物…
そんなもん関係なく
授かった肉体から離れた“魂”は
みーんな…
みーんな列車に乗るんだぜ
……三途の河…?
実際はそんなもん渡ンねぇよ
“…カタンカタン…カタンカタン……”
気付いた時にはみーんな“魂”だけの形で
なんのヘンテツもねぇ列車に揺られてんだ
窓から見える風景は
建物や木なんか一切ねぇし
そこにあるのは無限に広がる赤みがかった紫の空だけだ…
それが朝方なのか夕方なのかはよく分かんねぇ…
…きっとそんな疑問さえ
チンケでバカバカしいもんなんだろーな
俺はそんな空見ながらずっと何時頃なのか考えてたけど
結局最後まで答えは出なかった
………ただあの空は…
不気味に思う半面
目を覆いたくなるほど眩しくて…
マジで綺麗な色してたな
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