00:平凡ボーイ

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(...、て.....き、......き) 「...」 (は...やく、お..、ね.....い...お) 「...?」 どこかで誰かが自分を呼んでいるような気がする。 朧げにしか感じられなかったその声とシルエットは更に段々と離れていき、そのもどかしさから俺は手を伸ばし、その声を、シルエットを掴もうとした。 その刹那─ 「早く起きなさいっ!!!!」 きぃん、とした声で呼ばれた俺は「はいぃっ!!」と返事をし、飛び起きた、瞬間─ 「ぎゃっ!」 頭を強打 そうだ、ここは二段ベットの下じゃないか あぁ俺ってなんてウッカリさん 若干の涙を溜め、声の主を捜すとそこに立っているのは俺の母親 Why? 「あれ...母さんどしたの?」 「早く準備なさい、遅刻するわよ?」 と言いながら部屋を出ていく呆れオプションの母さん 遅刻?遅 刻 ?...... 「っ!ぅわ!やばっ」 時計を見て後悔見なきゃ良かった...じゃなくて!やばい遅刻っ!学校!遅刻っ! 完全覚醒した俺はパジャマ(上)を脱ぎ捨てた。
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