幼なじみ

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ねぇ、ひとりで歩く 歩道はいつもより広くて すぐに着いてしまうはずの あたしの家もまだ遠い 笑顔なんて 見せるべきじゃなかった 本当はずっと辛かったのに 強がりなあたしは 甘えるなんて出来なかった あの声だって 仕草だって香りだって すぐ思い出せるのに 届かないよ 今はもぅ、他の誰かのもの 本当は気づいて欲しかった 最後に流れたあの涙 幼なじみからあなたへの 小さな恋の終わりだったから .
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