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やっと、少しずつだけれど設計をさせてもらえるようになった。
そして、俺は、一番大切な人のために、設計図に向き合っている。
線を書き込んでいく度に、料理をしている美花
ソファーで寝てしまっている美花
花をかざっている美花が浮かんでくる。
そして、その想いを詰め込むように、進めて行った。
「よし、できた。」
俺は、今日のために美花の憧れの高級レストランを予約して
きちんとジャケットを羽織り、大事なものを持って出かけた。
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