時を刻む者と止まり続ける者

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「か~~な~~た~~!!!!!!」 バァン 屋上のドアを蹴り開けながら出てきた。 「なんですか? 紅月先生」 「なんですか?じゃないだろ!!!!! 初日からあたしの授業サボりやがって!!!」 俺のこと怒っている人は 紅月 澪奈 俺のクラスの担任 「理由なら大和から聞いたでしょ?」 「だからって、サボらせるわけないでしょ!!!」 そういいつつ、先生も俺の居る場所に上がって来た。 「ていうより、2人しかいないんだからいつもの呼び方したら?」 「はいはい、れな姉」 この人は俺の親戚の姉さん 小さいころからよく遊んだりして、姉弟みたいに育った。 親が死んでかられな姉が世話をしてくれている。 そして、俺の過去を知っている唯一の人
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