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『…大丈夫ですか？続けますね…今の治療を続ければ半年………』
退屈な授業を受けている、そんな懐かしい感じだ…まるで頭に入らない…
【先生！トイレ！】
【先生はトイレじゃない！バカモン！】
走馬灯？
死ぬ直前に見る？
…違うな…
このシチュエーションでまた妄想したんだな…
見事なまでの先生違い…
哀れな奴だ…俺は…
でも、俺は俺だ…
縛られずに死ぬ時まで笑ってやるよ！
誰ももう笑わせられないけど…
退屈な授業…いやいや…診察は終わり、寄り道しないで帰った…
なんでか知らないが泣けてきた…
幸せだった日々の思い出が今日はやけに頭を駆け巡る…
布団に入り、声を殺して泣いていた…
…なんでこんな事になったんだ…こんな人生の終わり方するなら…美砂とあの時…
今は幸せだったあの二人の時間だけが人生の全てにさえ感じるよ…美砂…
そんな事を考えているうちにいつの間にか眠りに就いていた…
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