リウマチ様関節炎(慢性関節リウマチまたはRA)

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4、症状  (ア)発病    (A)急発することもあるが、一般には徐発することが多い。    (B)倦怠、貧血などの前駆症の後、関節の腫脹、疼痛をみる(発熱は伴わない)。  (イ)関節の変化    (A)多くは対称的に手指などの小関節の腫脹・疼痛から始まり、数カ月から数年経過後、他の関節へ進行する。    (B)運動障害  関節周囲に結合組織が増殖し、骨萎縮と破壊、筋萎縮の為に関節は次第に変形し、強直に陥る。    (C)変形  スワンネック変形、ボタン穴変形、オペラグラスハンド(尺側変形)、C字変形(母指の過伸展)、外反母指など。    ※バニオン  足の第1指指節関節の腫脹、疼痛を見るもので、RAに特有。  外反母指の際に著明。  (ウ)異化結節  肘・手首・手指の心筋腱上の皮下に多少移動性のあるえんどう大から指頭大のやや硬い結節をふれる。  (エ)全身状態  軽度な発熱、体重減少、貧血、白血球増、赤沈亢進。
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